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【全日本少年(中学)軟式野球東京都大会】

駿台学園中 悲願初V 代名詞の機動力野球で関東切符

優勝した駿台学園中=東京・都営駒沢球場で(鈴木秀樹撮影)

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 中学軟式の第34回全日本少年軟式野球東京都大会(都軟式野球連盟主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は10日、都営駒沢球場で準決勝と決勝が行われ、駿台学園中(中体連)が同じ北区の神谷ライオンズAを下して初優勝した。駿台学園中は7月1日に茨城県で行われる同関東予選会、神谷は8月に茨城県で行われる水戸市長旗に出場する。 (都丸満、鈴木秀樹)

 大塚オールスターズ(文京)との1回戦を8−3で制し、以降は11−1、22−3、11−0。準々決勝までのスコアを考えれば、この日の駿台学園中打線に派手さはなかった。しかし、だからこそ、その「すごみ」が浮き彫りになった優勝劇だった。

 0−0のまま進んだ決勝では、グラウンド整備が入る4回終了後、ベンチ前で西村晴樹監督のゲキが飛んだ。「強い相手との戦いでは、大いにありうる展開です。そんな時にはどうするべきなのか、と。基本に立ち返ろうと」。5回、先頭の柳沼勇輝が死球で出塁すると、加藤朝陽が送り、水村颯一郎のバント安打で1死一、三塁。続く1番・山田将義主将は迷わずに高いバウンドの内野ゴロを打ち返して柳沼をホームにかえし、大きくガッツポーズした。

 打てなければ、点はもぎ取る。機動力こそが、駿台学園中の代名詞なのだ。6回には1死から内野安打で出塁した4番・方伊儀直明がすかさず2盗塁を決め、続くフォークナー騰真の内野ゴロで、当たり前のようにホームに駆け込んだ。ギャンブルの要素はほとんどない。「序盤から、ベンチで相手ピッチャーや野手の癖を、みんなと話し合うんです」と方伊儀。本塁打よりも、はるかに相手にとってダメージの大きな得点でリードを奪い、この日2試合目の完封で締めくくった。

5回表、死球で出塁した柳沼勇輝が内野ゴロで先制のホームに滑り込んだ

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6回表、内野安打から2盗塁と内野ゴロで2点目をもぎ取り、ベンチに迎えられる方伊儀直明(右)

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 5月の連休には仙台に遠征し、私立中学の雄・仙台育英学園秀光中などと練習試合をするなど、強豪との戦いで実力に磨きをかけた。「結果はうれしいですが、きょうの内容には納得していません」と山田主将。目標はあくまで8月の全国。関東予選を勝ち抜き、夏のハマスタで迎える歓喜の瞬間まで、立ち止まるつもりはない。

◆コメント

 ▽駿台学園中・柳沼勇輝投手「(2試合に先発し好投)連休の遠征などで、以前よりも気持ちに余裕を持って投げられるようになった。変化球に自信がつきました」

◆神谷ライオンズ 5年ぶり銀メダル

準優勝した神谷ライオンズ

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 2012年以来5年ぶりに決勝の舞台に立った神谷ライオンズだったが、北区勢対決に破れ悲願達成とはならなかった。

 先発のマウンドに上がった岩瀬舜平が2安打ゼロ封と好投。難敵・駿台学園中相手に4回まで互角の戦いを披露した。だが、打線が沈黙。相手投手陣に抑えられ放った安打は4番・岩瀬の1安打のみ、スコアボードにゼロが並び都大会2度目の銀メダルに終わった。

 三村直保監督「決勝の壁は厚いですね」と振り返ったが、「ここまで子供たちはよくやりました」と最後まで戦い抜いた選手をたたえた。渡邉敬徳主将は「チャンスで打線がつながらなかった。準決勝が厳しい戦いで、集中力が無くなっていたかも」と敗因を語った。そして、5年前、準優勝メンバーの一員だった兄・徳史さんを越えられず悔しがった主将。「アンダーアーマー(7月の都大会)では兄越え」を誓い、駒沢少年王座決定戦では金メダルを引っ提げ“駿台学園中撃破”を目標に掲げた。

 ▽準決勝

駿台学園中3−0長崎聖翔クラブ

神谷ライオンズA4−3ケープシニア

 (タイブレーク8回)

 ▽決勝

駿台学園中

0000110|2

0000000|0

神谷ライオンズA

(駿)柳沼勇輝、小野寺翔真−山田将義

(神)岩瀬舜平、佐藤翔太−及川佑斗

3位で大会を終えたケープシニア

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◆ケープシニア・秋山二郎監督

 「(タイブレークの末に敗戦)最後に、いつもの野球ができなかった。サヨナラで勝てないとね。まだ力をつけているところ。アンダーアーマートーナメントもあるし、次が楽しみです」

◆ケープシニア・山仲竜也主将

 「ここまで来られるとは思っていなかった。みんなで1試合1試合戦ってここまできて嬉しいけど、(負けたのは)悔しいです。エラーが多く、失点につながった。(駒沢)王座決定戦までは時間があるので優勝できるように頑張って練習したい」

3位の長崎聖翔クラブ

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◆長崎聖翔クラブ・西村貴監督

 「投手ふたり(高野陽太郎、長柄壮佑)がよく試合を作ってくれましたが、攻撃で流れをつかめませんでしたね…。それでも、ここまでよく戦った」

◆長崎聖翔クラブ・鹿田泰生主将

 「攻撃では力を出し切れませんでしたが、駒沢で試合ができてうれしかったです。王座決定戦の出場を決められたので、そこでリベンジを」

(東京中日スポーツ)

 

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