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【えりのあ とちぎ元気アップ】

お墓参り 地域の風習 大切に

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 一歳十一カ月の長女にこちゃんは、八月のお盆に、生まれて初めてお墓参りをしました。

 まずは家で、祖父からリンや木魚を鳴らす仏具を教えてもらい、お線香をあげ、鐘を見よう見まねで鳴らしました。楽しくなってしまったのか、今度は木魚をたたきました。

 普段、祖父がお経を読みながら木魚をたたく時とは雰囲気が違うので、ご先祖様は、にこちゃんがたたく音色にビックリしていたかもしれませんが、一歳の子孫の元気な姿に喜びを感じているのではないかと、家族みんなで、にこちゃんの姿を見守っていましたよ。

 周りの心配はお構いなしのにこちゃんは、木魚とリンをたたいては、手と手を合わせて拝むことを、何度もくり返していました。

 そんなにこちゃん、ご先祖様の迎えと送りのために、ちょうちんを持って、いよいよお墓参りです。

 パパやママをまねして、灯籠のひもを結んだり、拝んだり、ナスやキュウリで作った馬を初めて見て「これは何?」と質問して、いろいろなことを学んでいましたね。

 今年、茨城の祖母が亡くなり初盆を迎えましたが、那須地区での初盆では、長いさおの高灯籠を立てるということを知りました。

 また八月一日には、釜のふたで炭酸まんじゅうを作り、お供えをするということも知りました。

 こうして地域によって風習は異なりますが、それぞれの地域に受け継がれているものを、新しい世代に伝えていくことは大切ですよね。

 ちなみに、ご先祖様をお迎えに行く前には、祖父の手作りうどんを温かいどじょう汁で食べるのですが、これもまた、私はお嫁に来て初めての体験でした。最初どじょうを見ただけで抵抗がありましたが、うなぎに勝るほどの栄養もあり、今ではおいしく食べられるようになりました。

 祖父の手作りうどんはホントおいしくて、食べ過ぎてしまうせいか、なぜか毎回このうどんを食べた後は眠くなってしまい、畳で「沈没」してしまうのでした。そうやって、家族や親族が集って一緒に過ごせるというのは幸せですね。(シンガーソングライター)

 

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