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【言わねばならないこと】

(38)辺野古移設 青で抗議 呼び掛け人・野平晋作氏

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 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)への新基地建設に抗議し、青のファッションを身につけて国会を包囲するヒューマンチェーン(人間の鎖)が二十五日、行われる。呼び掛け人の一人、野平晋作さんに聞いた。

 青はジュゴンのいる辺野古の澄んだ海の色。集団的自衛権の行使容認などに反対して赤のファッションで国会を囲む「女の平和」が十七日にあった。今度は青で訴えたい。

 沖縄では昨年、名護市長選と市議選、そして県知事選と衆院選の四小選挙区すべてで新基地建設の反対派が勝利した。沖縄の民意がこれ以上ないほどはっきりと示された。政府は考え直すべきなのに、安倍晋三首相は知事との面談を拒み、沖縄振興予算も削ると。

 だから今度は、本土の市民も建設に反対なんだと、目に見える形でアピールしたい。

 日本の総面積の0・6%しかない沖縄に米軍基地の74%が集中している。沖縄の米軍基地の問題は、米国に従属した日本がその矛盾の多くを沖縄に押しつけていることによって生じた問題だ。

 まず、沖縄に米軍基地を押しつけないことを本土の市民が決意する。そうしたら、日本全体の問題として、本土の市民も向き合わざるをえなくなる。

 米中枢同時テロの後、米軍基地はテロの標的になって危ないからと、沖縄への修学旅行が次々とキャンセルされた。沖縄の観光業界は大打撃を受けた。

 結局、安倍首相が進めようとしている集団的自衛権の行使とは米国と一緒に戦争することだ。このままではテロの標的になるリスクも沖縄がより引き受けることになりかねない。

 二十五日は国会前で午後二時から。翌日開会する通常国会に向け、大きなアクションを起こそう。

 <のひら・しんさく> 1964年鹿児島県生まれ。沖縄、歴史認識問題で活動する。国際交流NGOピースボートの共同代表。ピースボートは25日の国会包囲ヒューマンチェーンの呼び掛け団体の一つ。

 

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