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【記者たちの戦後経済秘史】

戦後の苦境、聞きながら涙 須藤恵里(東京経済部)

預金封鎖と、新円切り替えに伴い、人々が持ち込んだ旧札に証紙を貼る作業=1946年2月ごろ

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語り部のいない、戦中、戦後の表に出ない事実について、紐解く難しさを痛感した取材だった。日銀や大蔵省の当時の記録を読み漁り、ジグソーパズルを組み立てるように事実をつなぎ合わせた。ピースがはまった時のワクワク感は独特だった。

戦後の貧しさにあえぎ、我が子を餓死で失う失意の中、懸命に生き抜いた女性の取材では、ともに涙しながら思いを受け止めた。経済の歴史は、まさに人々の人生の積み重ね。埋もれている記憶や経験を掘り起こし、多くの人の目に触れる記録につなげることが、少しはできただろうか。

 

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