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【鉄学しましょ】

メトロン星人の駅 土屋武之さん

写真

 個性的な演出で、熱心なファンを持つ実相寺昭雄監督が手掛けた「ウルトラセブン」の第8話「狙われた街」では、小田急向ケ丘遊園駅が登場する。メトロン星人が幻覚剤入りたばこを売る自動販売機を仕掛けたのが駅の南口。今は銀行ATMが置かれている、その前辺りだ。ダンとアンヌが見張っていた喫茶店はハンバーガー店になっており、ほぼ同じ角度から駅を見下ろすことができる。

 駅舎の構造が1967年の放送当時から基本的に変わっていないから、このようなことも分かるのだが、テレビ画面から感じる駅の雰囲気は現在の落ち着いた様子とは相当違う。当時は、同名の遊園地の玄関口として、レジャーランドらしい華やかな装飾で彩られていたのだ。駅と遊園地との間には、前年の66年にモノレールが開業。ロケでは、支柱が立ち並ぶ未舗装の敷地でカーチェイスシーンも撮影されている。

 けれども50年の歳月は長すぎた。モノレールは2000年に運行をやめ、撤去されて跡地は遊歩道などになった。向ケ丘遊園も惜しまれつつ、02年にその歴史を閉じている。

 

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