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【鉄学しましょ】

景観を壊す怪獣 土屋武之さん

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 先代駅舎の老朽化に伴い新たに建設された京都駅ビルは1997年に完成したが、設計時から市民の間で大いに物議をかもし、その成り行きが注目の的となっていた。最終的に、建物の高さが一番低い案が採用されたのだが、それでも「高層ビルが古都の景観を壊す」と根強い批判があったのだ。

 この駅ビルの設計上の特徴の一つとして、高さ50メートルにも達する吹き抜けがある。中へと入ってみると、壮大な風景が広がる。ここで大激戦を繰り広げたのが、ガメラとイリス。99年公開の映画「ガメラ3 邪神覚醒」のクライマックスシーンにおいてである。

 もちろん当時、話題の場所として舞台に選ばれたのだ。「怪獣に破壊されるということは、有名ランドマークと認められたということ」で、東京タワーや大阪城などと肩を並べたと言えようか。

 ただ、屋内が決戦の場となったのは、怪獣映画史上初めてとされる。やはり大空間を見てこそのアイデアだったと思うが、実はガメラは身長80メートル、イリスは99メートルという設定である。激闘には狭苦しかったかもしれない。

 

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