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【鉄学しましょ】

日本一近い前駅 古今亭駒次さん

写真

 出会いが突然すぎて、それが運命の相手でもしばらく気づかないなんてこと、ありますよね。豊橋鉄道渥美線の「愛知大学前」に降り立った時も、まさにそうでした。いつものように粛々と調査を始めた私には、そこが探し求めていた駅であることなど知るよしもありませんでした。

 ホームから大学の門まで18秒という、なかなかの前駅ですが、他に注目するところもないので、あっという間に調査は終了。次の電車で始発の新豊橋に戻ろうとすると、ホームの端に小さな門が見えました。近づくと「愛知大学専用出入口」の文字。「混雑緩和のため下記の時間に限って出入口を開きます」とあり、ちゃんと使われているようです。

 胸騒ぎがします。門の向こうは大学の構内なので、ホームと直結です。ということは…。鼓動が高鳴り、体が火照ってきました。焦ってロードメジャーとストップウオッチを取り出しますが、測るまでもありません。駅から大学までの距離、所要時間ともに0。そう。「愛知大学前」こそ、真の前駅だったのです!

 人類にこんな駅を授けてくれたことを、前駅の神に感謝しました。いつか、「日本一近い前駅」認定証を授与しに伺いますので、待っていてください!

 

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