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【タイムライン】

内村絶賛 14歳逸材 体操 東京五輪目指す北園丈琉

平行棒で倒立する北園丈琉。東京五輪へ成長が期待される=大阪市内で

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 2020年の東京五輪で団体の連覇を狙う体操男子に、将来が期待される中学生がいる。14歳の北園丈琉(たける、大阪市・トミオカ体操スクール)。今年初めに行われた日本代表、大学生、ジュニアの合同合宿にも参加し、日本のエース・内村航平(リンガーハット)らが絶賛。中学3年生になったばかりのホープは「あと3年で内村選手に並ぶくらいの実力をつけたい」と高みを目指している。 (平松功嗣)

 合宿では内村から鉄棒の技をマンツーマンで教わった。世界王者は「教えた技は、中学生がやるような技じゃないんですけどね。中学生にしてはすごい技をやりすぎ。基本がしっかりしている」と舌を巻いた。北園も「周りにいた人が日本のトップ選手で、吸収することがたくさんあった」と収穫を口に。しかし、「僕が東京五輪に出るとなると、合宿にいた選手のほとんどに勝つのが前提」とライバル心も燃やした。

 小さいころ、テレビで見たヒーローをまねて、跳んだりはねたり、誰にも教わっていないのに側転をしたりしていた。その姿を見た両親が、3歳のころに体操クラブに入れ、小学生に上がると同時に選手コースへ。技を習得して試合で披露し、優勝するのが大きな喜びで、体操にのめり込んだ。

 特徴は筋力を生かした力技が得意な上に、その筋力がしなやかで体の線も美しい点。日本体操協会の水鳥寿思・男子強化本部長は「中学生なのに力強い。つり輪の力技が強いのに、あん馬もいい旋回をしている」と評価。日本ではつり輪とあん馬が両方できる選手は少なく、アテネ五輪や北京五輪で活躍した冨田洋之さんのようなタイプだという。水鳥本部長は「(東京五輪を)本気で狙える実力はある」と太鼓判を押す。

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 北園自身も憧れの選手に冨田さんを挙げ「冨田選手は力強いのに美しい。目指したい」。今はつり輪と平行棒が得意。技の難易度を示すDスコア(演技価値点)がともに5・7点で、シニアと同等の演技構成を組めるという。

 小学生のころから国内外の大会で活躍してきたが、中学3年生になった今年は、シニアの大会に挑む。まずは7日に開幕する全日本選手権(東京体育館)の中で行われる種目別のトライアルに平行棒で出場予定。「東京五輪は自分が高校3年の時。絶対に出たい」。3年後の大舞台を見据え、身長140センチの小さな体で、研さんを積んでいく覚悟だ。

 

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