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【タイムライン】

サッカー・ロシアW杯、来月2日抽選 日本の命運いよいよ

前回のW杯ブラジル大会の抽選会=2013年12月、コスタドサウイペで(共同)

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 来年6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の組み合わせ抽選会が12月1日午後6時(日本時間2日午前0時)から、モスクワのクレムリンで開かれる。いよいよ1次リーグの組分けが決まる重要な瞬間が間近に迫ったが、日本は「死の組」に入る可能性もあり、注目が集まる。 (磯谷佳宏)

◆「死の組」以外も安心できず

 国際サッカー連盟(FIFA)は、10月のランキングに基づき、事前に出場32チームを4つにグループ分け。抽選会で、各グループからA〜H組に振り分ける。例外の開催国ロシアは第1グループでA組が確定。同じ地域連盟のチームは同組に入らず、14カ国・地域が出場する欧州に限り2チームまで重複する。

 第1グループは、前回ブラジル大会を制したドイツをはじめ、第1回大会から唯一全て出場し、最多5度の優勝を誇るブラジルや、アルゼンチンといった強豪が並ぶ。注目は第2グループ。2010年の南アフリカ大会で初優勝したスペインや、イングランドのほか、過去2度優勝のウルグアイ、常連国のメキシコなど第1グループに引けを取らない顔触れが名を連ねる。

 最もランクの低いチームが置かれた第4グループの日本。第1、第2グループの中でも強豪と同じ組に入った場合、1次リーグ突破は極めて厳しくなる。「死の組」を想起させるブラジルとスペインや、ドイツとウルグアイなどと同組に入る可能性もある。

 第1グループながらFIFAランクが日本より唯一低いロシアがいるA組に入れば、ドイツやブラジルとの同組は回避でき、1次リーグ突破の可能性が高まるとの声もあるが、見込み違いだ。W杯は国・地域の威信をかけた死に物狂いの戦いで、日本がくみしやすい相手は存在しない。

 1次リーグの3試合で、1勝1分け1敗の勝ち点4では突破を確実にはできない。加えて、強豪相手に日本の大量得点は望み薄で、得失点差の勝負になれば、分が悪い。

 日本代表のハリルホジッチ監督も「抽選の結果がどうであっても、W杯は難しい」と認める。ただ、強者が必ずしも勝者にならないのが、サッカーの最大の醍醐味(だいごみ)。6大会連続出場となるアジアの雄として臨む以上、恥ずかしい成績は残せない。日本の命運を左右する抽選会から目が離せない。

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◆前大会16強5カ国が姿消す

 W杯へ通じる道のりの過酷さは、世界各地域の予選でも如実に表れた。前回ブラジル大会の16強のうち、3位オランダや、南米の強豪チリなど5チームが姿を消した。

 最大の衝撃は、優勝4度を数える名門イタリアの予選敗退だった。欧州予選でスペインと同じG組に入ったことが元凶になった。G組2位に甘んじてプレーオフに回った末、スウェーデンに敗れて60年ぶりに本大会出場を逃した。

 アルゼンチンは南米予選で大苦戦。大陸間プレーオフに回る5位にも届かない6位で予選の最終節を迎えた。1974年から続くW杯出場が途切れかねない中で臨んだエクアドル戦。メッシがハットトリックの活躍で逆転勝ちし、3位で12大会連続17度目の出場を辛くも決めた。

 ブラジルでさえ、予選の序盤は出場圏外の6位と低迷。ドゥンガ前監督の解任に伴いチチ監督が就任すると、残り8戦を全勝し、最終的に首位で突破した。唯一“皆勤賞”の王国も、簡単にW杯の切符を手にしたわけではない。一方、世界の勢力図も変わりつつある。クロアチアを抑え欧州予選I組を首位通過したW杯初出場のアイスランドは人口34万人弱の小国。昨年の欧州選手権で8強入りするなどW杯でもダークホースになる可能性を秘めている。

◆サウジ監督にピッツィ氏

 2018年W杯ロシア大会に出場するサウジアラビアの監督に、アルゼンチン出身のピッツィ氏が就任すると28日、ロイター通信が報じた。49歳のピッツィ氏が10月まで率いたチリは、W杯南米予選で敗退した。

 サウジアラビアはW杯出場決定時に指揮を執ったファンマルウェイク氏に代わり、9月にバウサ氏が就任。同氏も22日に解任され、最近3カ月間で2度の監督交代となった。 (共同)

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