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【東日本大震災】

東北で震度7、60人死亡 M8・8、国内史上最大

地震でベランダ部分が落下した建物=11日午後3時20分ごろ、仙台市青葉区

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 11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)8・8の巨大地震があった。気象庁によると、関東大震災のM7・9などを上回り、1923年に日本で近代的な地震観測が始まってから最大。東北から関東にかけての広い範囲で津波や火災が発生し、警察庁によると死者は60人、不明56人、負傷241人。

 政府は陸海空の自衛隊を災害派遣、警察広域緊急援助隊も最大限派遣する方針。

 宮城県栗原市では震度7を記録、東北を中心に北海道から九州にかけて震度6強から1を観測した。震源地は牡鹿半島の東南東130キロ付近で、震源の深さは約24キロ。午後3時15分ごろには茨城県・犬吠崎の北東50キロ、深さ約80キロを震源地とするM7・4の地震があり茨城県鉾田で震度6弱。三陸沖や茨城県沖などを震源とする強い揺れを伴う余震が断続的に続いた。

 宮城県警によると、仙台市の仙台新港では高さ約10メートルの津波が確認された。気象庁は、福島県相馬市で7・3メートル、岩手県釜石市では4・1メートルの津波を観測した。気象庁は北海道から沖縄県の太平洋側に大津波警報と津波警報を発表した。

 茨城県高萩市の接骨院が倒壊、3人が下敷きになり1人が死亡した。岩手県久慈市では車が流され1人が死亡、東京都千代田区の九段会館では天井が崩落し女性が死亡したのが確認された。

 宮城県石巻市の海岸沿いでは多数の家屋が津波に流され、多くの行方不明者がいるもよう。同県東松島市の航空自衛隊松島基地は基地のほぼ全域が水没した。福島県相馬市では沿岸から約5キロ内陸まで津波が押し寄せた。岩手県釜石市では乗用車数十台と多くの漁船や建物が流された。

 東北電力によると、東北6県で計約440万戸が停電。福島第1原発1、2号機は自動停止、緊急炉心冷却装置が動かせない状態で放射能漏れは確認されていないが、政府は原子力緊急事態宣言を出した。

 仙台市でガス漏れが多数発生。仙台空港は冠水しすべての飛行機の離着陸を停止した。宮城県内の東北自動車道が各地で損壊、気仙沼市内で大規模な火災が発生した。

 JR東日本は、東北地方と首都圏の在来線すべての運転を終日見合わせることを決めた。首都圏では、勤め先などから家に戻れない「帰宅困難者」があふれた。

 

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