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【東京レター】

日中の懸け橋に 中国の友人へ=郭均成(かくきんせい)さん(53)

発行する「現代中国報」を手にする郭均成さん=豊島区で

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 長崎の中華料理店で、一九九二年から働き始めてから四半世紀。いまは「現代中国報」という在日中国人向けの無料紙を発行する会社の社長です。

 長崎では我慢の時期。私は少なかったけど、同僚は毎日、日本人の先輩に怒鳴られました。食材の準備や段取り…。「料理も何事もセンスだ」と。その後の人生にも役立ちました。

 九六年に北池袋の店に移り、夜六時から朝六時まで死に物狂いで働きました。カウンターだけの店なので、酒場などの勤務を終えて来店したホステスさんと話し日本語が上達しました。

 池袋署近くに九八年、念願の店を出しましたが、転機は重症急性呼吸器症候群(SARS)が大流行した二〇〇三年。予防に効くとテレビで紹介された「黒酢豚」が大ヒットし、池袋に三店舗を構えました。

 事業拡大に悩んでいた〇七年、元編集者の友人と現代中国報を創刊。月三回発行し、中華料理店など全国で一万部を配っています。

 最近は広告収入が減少し経費はかさむが、半面、人脈は増え、環境技術などビジネス交流で両国を往復する毎日です。「両国の役に立つ懸け橋になりたい」 (聞き手・安藤淳)

 

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