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【東京レター】

いつか母国に地下鉄 ベトナムの両親へ=レー・アン・ユーンさん(28)

オフィスの入る「虎ノ門ヒルズ」で思い出を語るレー・アン・ユーンさん

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 ベトナムのダナン工科大から二〇一〇年、学部の前半を母国で学び、後半の専門教育を日本で受ける制度の「ツイニング・プログラム」を利用して岐阜大工学部に編入しました。

 ベトナムで日本の自動車や電化製品は人気があります。高校生のころから、日本について「技術がすごい」と聞いていたので、興味を持っていました。

 一四年に大学院を修了し、西松建設に入社しました。最初の一年半は建設の現場に出ていました。日本語の壁や人間関係に苦労した時期もありました。

 現在は土木設計部門で働いています。担当は地下鉄銀座線虎ノ門駅の改築。古くて手狭になった駅を拡幅する工事です。大学は理論が中心ですが、仕事現場では実践的な技術が身に付くので、勉強になります。

 ベトナムは経済成長していますが、道路や鉄道網の整備は遅れています。最大都市のホーチミンをはじめ、大都市では交通渋滞が社会問題化しています。

 将来的にはベトナムに戻り、地下鉄を造るのが夢です。母国のインフラ整備に貢献するため、今は日本でいろいろと経験したいと思っています。 (聞き手・北川成史)

 

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