東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 東京レター > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京レター】

朝鮮族の交流支援 中国延辺(ヨンビョン)朝鮮族自治州の友人へ=金山張虎(かなやまはりとら)さん(53)

朝鮮族経営の飲食店が増えている上野・アメ横で話す金山張虎さん

写真

 朝鮮半島に近い中国東北部の延辺で「朝鮮族」の子として生まれました。家族は朝鮮語で話し、中国語を習ったのは小学校に入ってから。食卓にはキムチなどの民族料理が並びました。

 大学でコンピューターを学び、二〇〇一年、当時世界二位の経済大国だった日本のビジネスを学ぼうと来日。大手ホテルの役員となり、海外出店などに携わりました。日本で一生暮らしていくと決意し、一二年に日本国籍を取得し、翌年に荒川区でITなどを手掛ける会社を起業しました。

 この間、日本経済は「失われた二十年」と言われ、停滞しました。でも今、静かに再生の準備をしている気がします。ロボットや人工知能(AI)など次世代技術で、日本は先行していますから。

 在日朝鮮族は一九九〇年代から増え、現在は八万人に上るともされます。日本生まれの若い世代も多くなりました。私は昨年「日本朝鮮族文化交流協会」を立ち上げ、仲間四百人と年一回の歌謡祭を催し、来年以降、日中の朝鮮族の青少年の交流も計画しています。

 朝鮮族の親は貧しくても子の教育に力を入れ、子は親を尊敬します。素朴でまじめな民族性で日本に溶け込んでいけたらと思います。 (聞き手・相坂穣)

 

この記事を印刷する

PR情報