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【2020東京五輪】

競技日程決定 50キロ競歩 朝6時でも過酷

 18日の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で2020年東京五輪の競技日程の大枠が決まった。厳しい暑さの中で行われる屋外競技は課題の一つ。特に陸上男子50キロ競歩は炎天下でおおよそ4時間歩き、暑熱対策がカギを握るだろう。

 50キロ競歩は大会15日目の8月8日に実施される。二重橋前を発着点とし、皇居前の内堀通りの直線、一周2キロのコースを25周する。暑さに配慮し、招致段階の計画だった7時30分スタートを前倒しして、6時開始となった。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の中村英正スポーツ局長は「暑さという意味では50キロ競歩が一番厳しいかもしれない。国際陸連と話し合い、起床時間と終了時間を考えてこの時間になった」と説明した。

 リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(30)=自衛隊=は6月に本番コースを訪れた。「日陰がなかった。朝6時でも日は昇り始めて、気温は上昇している。しかも、(皇居の)堀の水が蒸発して湿度も上がる。とても過酷なレースになる」と警戒を強めた。

 レースが進むにつれて、気温は上昇していくだろう。給水での水分補給や水を浴びるタイミング、しばらく氷を手に持ちながら歩き、その後、頭部や首を冷やすなど工夫が必要になる。

 07年9月、大阪で開催された世界選手権男子50キロ競歩では、54人がエントリーし、ゴールしたのは31人だった。日本陸連の今村文男競歩コーチは「経験的な読みでは、東京では途中棄権が多くなる」と言い切る。荒井は「選手の条件はみんな一緒。強くて、準備をした人が勝つ。それはどのレースでも変わらない」と話している。 (森合正範)

 

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