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【2020東京五輪】

五輪ドーピング検査員養成 本番さながら講習会

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けたドーピング検査員の養成を目的に、陸上と重量挙げの国際大会を想定した模擬検査の講習会が29日、東京都内で開かれた。会場が競技場という設定で、検体採取を行うドーピング検査室のブースを設け、外国人を含む選手役のスタッフも用意した。66人の受講者は本番さながらの環境で、緊張感を漂わせながら訓練に臨んだ。

 東京大会では短期間に大量の検査を実施するため、検査員の不足が課題となり、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が国の支援を得て募集、養成に着手した。

 会場では競技結果を出すスクリーンや、歓声まで再現。受講者は検査対象の選手を見つけて通告することから始め、検査室への誘導、検体採取、必要書類の記入など一つ一つ定められた手順を確認しながら作業をこなした。

 「東京五輪に選手に近いところで関わりたい」と応募した神奈川県藤沢市の会社員、納谷洋之さん(42)は、英語での説明に苦労したようで「外国人の方には正確に話さないと伝わらないと分かった」と感想を話した。

 JADAは今夏の養成事業などで新たに百数十人を検査員として認定し、既に資格を持つ人と、海外から招聘(しょうへい)する検査員を合わせ、計450人程度を確保する。浅川伸専務理事は初の試みとなる講習に「自動車の運転でいう教習所の段階。現場に出る前にこういう機会を設けられたのは大きい」と述べた。

 

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