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【群馬】

大同特殊鋼「スラグ」工事使用 環境基準超え8カ所

 鉄鋼メーカーの大同特殊鋼(名古屋市)の渋川工場(渋川市)から有害物質を含む鉄鋼スラグが出荷され、県内工事で使われていた問題で、県は十三日、新たに公共工事で百カ所、民間工事で四十八カ所で使われていたことが判明したと発表した。このうちフッ素などが環境基準を超えていたのは計八カ所だった。 (川田篤志)

 道路や駐車場の舗装工事で主に使われていた。いずれも周辺地下水への汚染は確認されておらず、県の担当者は「すぐに健康に影響を与えるような数値ではない」と説明した。

 公共工事で新たに環境基準を超えるスラグの使用が確認されたのは、渋川市と榛東村、中之条町。県によると、各自治体で大同側と協議し、処理や復旧工事などを進めていく。

 新たな判明分は、県が廃棄物処理法違反の疑いで同社を告発した昨年九月以降、県内市町村などが調査して今年三月末までに結果が出たもの。公共工事で使用が確認されたのは、これで三百二十五カ所となった。

 ただ民間工事も含めて、スラグの使用が確認されたものの環境調査が終了していない場所も多く、県の担当者は「今後も全容解明を進め、速やかに公表したい」と話した。

 この問題を巡り、県警は四月下旬、鉄鋼スラグを不正に処理したとして廃棄物処理法違反の疑いで大同など計三社と、各社の役員ら五人を書類送検している。

 

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