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【群馬】

女性議員 まず富岡に誕生させよう 高崎でシンポ、「群馬宣言」採択

女性議員を増やす手だてを話し合う登壇者ら=高崎市で

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 女性議員を増やすことを目的にしたシンポジウム「世界遺産のまち 白鳥のまちに女性議員を!」が15日、高崎市労使会館で開かれた。現役の女性議員や、女性の権利問題に取り組むNPOの代表など計7人が登壇し、女性議員の必要性や、増やしていく難しさなどについて活発に意見を交わした。 (原田晋也)

 「世界遺産のまち」は富岡市、「白鳥のまち」は館林市を指す。館林市は今月二日の市議補選で女性議員が誕生したが、富岡市は女性議員がおらず、直近の市議選では候補者も男性だけだった。ほかに県内では下仁田、長野原、草津、明和、千代田の各町も女性議員がいないなど、全国の傾向と同じく県内市町村でも男性議員が大半を占める。

 富岡市に女性議員がいない背景について、シンポで登壇した富岡女性懇談会代表の小林光代さんは「立候補しようという女性がいない。家族が反対しているとか、義父に『息子が出ないのに嫁のあんたが出ることはない』と言われたという人もいた。群馬の女性は家族、家庭を大事にする人が多いのでは」と分析した。

 女性議員の必要性では、二〇一一年に初当選した小川晶県議(二期目)が「防災計画を議会で話し合った時、備蓄物や避難所のマニュアルづくりで女性への配慮の視点が男性議員から出てきにくかった。もっと議会に女性が増えた方が女性の意見が政策にダイレクトに伝わる」と訴えた。

 高崎市のヒューマン政経フォーラム理事の前田由美子さんは「社会の中に女性議員のロールモデルが極端に少ない」と指摘。「女性の頭の上にだけガラスの天井があって、突き破ろうと血だらけになっている人を見て若い人は『ああいうふうに生きたくない』と思ってしまう。負のスパイラルに入っているのかもしれない」と危機感を語った。

 最後に「まず富岡市に女性議員を誕生させ、県内に女性議員をもっと増やすために共に歩んで行く」などを盛り込んだ「群馬宣言」が採択された。シンポは全国フェミニスト議員連盟など四団体の共催。会場では約七十人が耳を傾けた。

 

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