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【群馬】

ごう音と水しぶきに歓声 矢木沢ダム点検放流に観光客2000人超

迫力満点の点検放流と見学する人たち=みなかみ町で

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 一九六七年の完成から半世紀にわたり、首都圏の水がめの役割を担い続ける、みなかみ町藤原の矢木沢ダムで十四日、年に一度の点検放流が行われた。

 ダムを管理する水資源機構によると、これまでの点検放流で最多の、二千人を超すダム愛好者や観光客が集まった。スキージャンプ式と呼ばれる放流水路出口から最大で一秒あたり三十立方メートルの水が放流され、しぶきを上げてごう音とともに落下していく迫力ある様子をずぶぬれになりながら見守った。

 点検放流は、大雨の時期を前に、洪水吐(ばき)ゲートが確実に作動することを確認するためのもの。一時間に六万トンを放流したが、ダム貯水池(奥利根湖)の水位は約一・三センチ下がっただけという。

 完成五十周年を記念し、ダム周辺で建設当時の記録映画の上映、普段は立ち入り禁止のダム内部の特別見学、マニアに人気のダムカードの撮影地点の初公開、奥利根湖やダムのアーチを見渡す特別展望台の公開があり、いずれも盛況だった。

 矢木沢ダムは利根川上流ダム群の最奥にある。堤の高さ百三十一メートル、総貯水量二億四百三十万トンのアーチ式コンクリートダムで、他の利根川上流ダム群とともに洪水を調節し、農業用水、水道用水、発電に利用されている。

 同ダムでは、十五日から管理用道路、奥利根湖進入路(船舶の進入路)、天端(てんば)と呼ばれるダム最上部の道路や広場、防災資料館が一般に開放された。いずれも無料。雪が降る冬期には閉鎖される。

 

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