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【群馬】

群馬大と東洋電装、自動運転でタッグ 産学連携3例目

自動運転研究の連携で合意し、握手する群馬大の峯岸敬副学長(左)と東洋電装の坂井孝敏副社長=桐生市で

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 群馬大は二十三日、車の自動運転技術の研究で、自動車の電気関係部品(電装品)メーカー「東洋電装」(東京都)と産学連携パートナーシップを結ぶと発表した。運転手が関与しない完全自動走行が実現した際、車内搭載の周辺部品やシステム、使い勝手の良さを考慮したデザインの開発などを進める。 (川田篤志)

 二〇二〇年の完全自動運転車の実用化を目指し、社会実験を進める同大と連携する民間企業は三例目になり自動車業界では初めて。ウインカーやワイパー、ステアリングの操作スイッチなど車載部品開発に優れた同社とタッグを組み、自動運転に必要なものづくり研究に弾みをつけたい考えだ。

 「今までは人が運転するための車内だったが、完全自動運転が実現すれば車内空間の概念は大きく変わる」

 桐生市の群馬大桐生キャンパスで開いた会見で、自動運転研究を担う同大の小木津武樹助教は断言した。未来型の車内は「運転から解放され、食事をする空間など自由な発想を受け入れる器になる」と説明。その一方で「今まで培われた技術やノウハウは無視できない。多くの知見を持つ企業と連携して、現実的で高度な自動運転の車体が描ければ」と今回の連携に期待感を示した。

 同社で昨年一月に発足したイノベーション開発部の高畠成友部長は会見で、「安心できる操作や表示など自動運転で快適に過ごせる空間は何か、どのメーカーも正解は出ていない」と強調。「車室内に必要とされる製品を早期に開発したい」と述べ、二五年以降の新製品販売に意欲を見せた。

 同大は昨年十月、桐生市内の公道で自動運転車の実証実験を始めた。本年度中には前橋市内の荒牧キャンパス内に完全自動走行に特化した「オープンイノベーション型研究開発施設」を整備する予定。

 

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