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【群馬】

「前橋結婚手帖」若者後押し 市など冊子発行 22の行動案明示

 「結婚相手を決めるなら、五人目以降の出会いから選ぶのが最良の選択?」。数学理論を応用したというこんな“結婚相手の決断法”を紹介するなど、結婚したい若者を後押しするユニークな冊子「前橋結婚手帖(てちょう)」を、前橋市と民間でつくる「前橋みらい家族ラボ」が発行した。「結婚したいけれどできない」を社会問題ととらえ、結婚への障壁を乗り越えるための二十二の具体的な行動案を明示した意欲作だ。 (川田篤志)

 冊子作りの背景に、市の意識調査で市内の二十〜三十四歳の女性の八割が結婚を望んでいるものの、若い世代の未婚率は年々増えていることがある。昨年四月、市内に住む独身者など十人にヒアリングして課題を洗い出すなど制作過程に市民の声を反映させた。

 A5判、百十二ページ。市の事業費は約七百六十万円。

 結婚を決断する時、「もっと良い人がいるのでは」と迷ってしまうとの声を受けて提唱するのは「数学的結婚相手決断法」。パートナー候補として十人と出会う仮定で、数学の「最適停止の理論」を応用すると、最初から四人目までは見極めるだけにし、五人目以降でそれまでの四人より高評価の人が現れた時点で結婚の決断を勧める。

 結婚に向けた四つの障壁として「出会い」「関係性(男女の仲)」「お金」「決断」を挙げる。価値観や行動に関する二十二の設問に答えると、読者自らが直面する壁を知ることができ、前橋での出会いの場を複数紹介するなど具体的な行動に結び付ける内容になっている。

 市とタッグを組んだのは、デザインの力で地域課題の解決を目指すNPO法人「イシュープラスデザイン」(東京)。ヒツジやタヌキなど擬人化した動物キャラクターを登場させ、読みやすさを追求した。

 イシュープラスデザインの筧裕介さんは「ここまで本格的な結婚支援冊子は全国的にも珍しい。昔と違って複雑化した結婚に至る道筋を明らかにし、解決に役立ててもらえたら」と期待した。

 二千部を制作。市役所や市内の各支所・市民サービスセンターで無償配布する(一人一冊)。またアマゾンなどインターネットで千二百九十六円(税込み)で販売する。問い合わせは市政策推進課=電027(898)6512=へ。

 

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