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【群馬】

「足利銘仙」でアロハシャツ 栃木のNPO、柄生かしハワイで生産も

「ハワイと足利をつなぐきっかけに」と意気込む「渡良瀬橋43」の大塚みかさん(前列中央)らプロジェクトメンバー=栃木県足利市で

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 栃木県足利市を拠点に地域活性化に取り組むNPO法人「スタイリッシュライフ」が、足利とハワイの交流を促進させようと、かつて足利で盛んに生産された絹織物「足利銘仙」の古布や銘仙柄のプリント生地でアロハシャツを製作するプロジェクトを立ち上げた。日本からの移民が着物をシャツに作り直したのがアロハシャツの起源と言われることから発案。「一過性ではなく、長く続く交流の契機にしたい」と意気込んでいる。 (吉岡潤)

 事の発端は、今年三月に米ハワイ州ホノルル市で開かれた日本とハワイの文化交流イベント「ホノルルフェスティバル」。足利PR隊の一員として、足利市のご当地アイドル「渡良瀬橋43」の大塚みかさん(20)がステージに立った。好評で「また来てほしい」と誘われ、五月に再訪した。

 その際に「面白い」と話題になったのが大塚さんの衣装だった。「あしかが輝き大使」を務める渡良瀬橋43は二〇一四年のデビュー以来、足利銘仙の古布で作った衣装で活動している。アロハシャツのルーツと重なる話に現地で関心が集まったという。

 ただ足利銘仙は現在作られていない。大塚さんの所属事務所社長の江黒俊介さんはスタイリッシュライフと相談し、「銘仙を知らない若い世代が地域資源を学ぶ機会にもなる」と銘仙を活用したアロハシャツの製作を企画。日本人のハワイ移住が始まって百五十年を迎える来年三月のホノルルフェスティバルに向け、プロジェクトを始動させた。

 足利銘仙の古布で作るアロハシャツは一〜二着程度を予定し、足利商工会議所からデータ提供を受けた銘仙柄をプリントした生地をハワイに運び、百〜三百着を現地生産する。

 プロジェクトリーダーの佐藤有子さん(49)は「ハワイと足利が未来に向かってつながる懸け橋になれるように」と話す。

 

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