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【群馬】

「衛生管理の盲点だった」 O157女児死亡 前橋市保健所が会見

会見する前橋市保健所の関係者=前橋市で

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 群馬、埼玉両県の系列総菜店で購入したポテトサラダなどを食べた人が相次いで腸管出血性大腸菌O157に感染した集団食中毒は、ついに死者が出る事態になった。前橋市が十三日、市内の店舗で買った総菜を食べた都内の女児(3つ)の死亡を発表。原因食や感染経路は不明のままで不安が広がった。会見した渡辺直行保健所長は店内で調理後に菌が付いた二次汚染の可能性を指摘。盛り付けた総菜を不特定多数の客が取る量り売りなどの形式に「衛生管理の盲点だった」と警鐘を鳴らした。 (石井宏昌)

 「お亡くなりになられた患者とご家族に対してお悔やみを申し上げます」。会見冒頭、渡辺所長ら関係者は女児と家族への追悼の言葉を述べ、頭を下げた。

 市によると、女児は「フレッシュコーポレーション」(太田市)が運営する「でりしゃす」系列店で購入したいずれも加熱した総菜を食べていた。サラダは購入していなかった。こうした点から、保健所では不特定多数の人が出入りする店舗内で二次汚染した可能性に言及した。

 保健所の清水静一衛生検査課長は「原材料の仕込みや調理加工、最後の提供までの全てに事業従事者が関わる従来の形ではなく、最後の取り分けは客が自主的に行う形態。衛生管理の検査上も欠落していた部分があった」と指摘した。

 同様のビュッフェ形式なども含め、渡辺所長は「従来型の調査や衛生管理では対応が難しい部分がある。県や厚生労働省とも連携して利用者が安心できる対応を考えたい」と語った。

 市によると、フレッシュコーポレーションは集団食中毒の発生後、市の指導を受け、二次汚染防止の対策を取っているという。

 

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