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【群馬】

171事業所に是正勧告 違法な時間外労働 群馬労働局16年度調査

 群馬労働局は、2016年度に長時間労働が疑われる県内381事業所を調査した結果を公表した。171事業所(44.9%)で違法な時間外労働があり、それぞれ是正勧告をした。うち137事業所が月80時間を超えていた。賃金不払いなどの違反も含めると労働基準関連法違反は257事業所に上った。 (石井宏昌)

 群馬労働局によると、百七十一事業所は労使協定がなく時間外労働が行われていたり、協定で定める限度時間を超えていたりした。

 月八十時間を超えていた百三十七事業所のうち、月百時間を超えるのが八十七事業所もあり、月二百時間を超えるのも二事業所あった。

 是正勧告を受けた事例では、旅館業で労働者の約四割に相当する三十九人に対し、労使協定を結ばずに月八十時間を超える時間外労働を行わせ、最長で月二百二十四時間にも及んだ。時間外・深夜労働の割増賃金が支払われていなかったり、法令で定めるストレスチェックを実施していなかったりした違反もあった。

 外国人技能実習生を働かせていた卸売業の事業所では、労使協定で定める月八十時間を超え、月約百八十二時間の時間外労働をさせていた。脳や心臓疾患を発症した労働者に対し、労使協定で定める上限の月七十時間を超え、月百九時間の時間外労働をさせていた製造業の事業所もあった。

 群馬労働局によると、脳・心臓疾患の発症前の一カ月間に約百時間を超えるか、発症前二〜六カ月間に月八十時間を超える時間外労働があった場合、業務と発症の関連性が強いとされている。同労働局は「今後も長時間労働が疑われる事業者への監督指導を徹底し、長時間労働の是正に向けた取り組みを積極的に行っていく」としている。

 

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