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【群馬】

<衆院選>「なぜ今 解散」「外交しっかり」

 衆議院が二十八日に解散され、県内も総選挙に向けた動きが活発化している。安倍晋三首相の解散の決断を県民はどう受けとめ、総選挙では何をポイントに投票するのか。おおむね安倍首相を支持してきたという太田市で電器店を経営する田崎義孝さん(51)と、批判的にみる安中市で子ども食堂運営など子育て支援の活動を展開している、NPO法人副代表理事の今村井子(せいこ)さん(52)に聞いた。

◆北朝鮮問題が最重要 太田・田崎義孝さん

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 今回の選挙で一番大きいのはやはり北朝鮮問題です。しっかり対応してくれるところに投票したいと思います。

 解散は、安倍首相が急きょ決めたイメージです。米国のトランプ大統領との水面下の交渉があり、北朝鮮情勢が緊迫する中で、(想定していた時期を)前倒ししなくてはいけないという判断があったのではないかと思います。

 どちらかと言えば安倍首相を支持しています。消費税率10%への時期先送りや安保関連法制定など自分の目指すところに突き進む行動力を評価しています。ただ、やること全てを支持しているわけではありません。森友・加計学園問題では(事実を)さらけ出し、謝るところは謝る潔さがあってもいいとは思います。

 森友・加計学園問題はうやむやにしていいものではないですが、北朝鮮の問題と比べられるものではありません。今はとりあえず置いておいていいのではないでしょうか。野党も北朝鮮に対する問題にはまとまるところはまとまっていく姿勢が必要ではないかと思います。

 電器店を経営していますが、一般のお客さんが相手なので景気回復は実感できていません。むしろ厳しさは増していっている感じがあります。何とかしてほしいという思いはありますが難しいでしょう。消費税率の引き上げでどうなるのか、注目しています。 (聞き手・原田晋也)

◆子育て世代に支援を 安中・今村井子さん

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 安倍首相は、子育て支援や国民の生命財産を守ると話すが、子ども食堂を訪れる子どもや母親たちの状況を見ていると、市民の生命を守る今そのものが危うい。日々の暮らしの大変さや平和安全に暮らしていきたい市民の思いから乖離(かいり)し支持できません。

 解散についても正直「なぜ解散総選挙?」って感じ。消費増税の使い道を財政赤字補填(ほてん)から子育て支援に回すから信を問いたい、それで選挙、には納得いかない。国会で十分議論すべきです。

 タイミングを計算して、今、自民党を勝たせるためにした気がします。

 子育て世代の大変さは改善されず、私たちが食事提供とともに行っている食料支援を受けるために子ども食堂を訪れる家族も当初から倍に増えました。夏休みで給食が無くなり痩せた子どももいます。貧困を口には出さず隠しながら踏ん張っている人たちがいます。

 弱っている人を元気にする支援、国民の生命財産を守り生きる力を政治レベルで支えるのが見えにくい。母親たちの声に耳を傾け、助けるための掘り下げた政策を求めます。

 福島原発事故が収束していない中、原発技術を海外に売ろうとする。長崎平和祈念式典でも、核兵器のない世界の実現と話しながらも市民の声に耳を傾けていない。選挙は、言行不一致の安倍政権に対し、国民がイエスかノーか意思表明する審判の場だと思います。 (聞き手・樋口聡)

 

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