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【群馬】

清水トンネル、選奨土木遺産に 川端康成「雪国」の舞台

清水トンネルの群馬県側坑口(土木学会提供)

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 土木学会が歴史的な建造物を顕彰する二〇一七年度の選奨土木遺産に、JR上越線の清水トンネル関連施設群(みなかみ町、新潟県湯沢町)が認定された。トンネル掘削技術の進歩を今に伝え、急勾配を緩和させる線路で、現在は車両の動力性能の向上によりほとんど見られなくなったらせん状の「ループ線」が残されていることなどが評価された。

 清水トンネルは群馬、新潟県境の谷川岳中腹を貫く延長九・七キロのトンネル。一九三一(昭和六)年の完成当時は日本一の長さだった。川端康成の小説「雪国」の冒頭に記述される「国境の長いトンネル」として多くの人に知られている。

 輸送量の増加のために六七(同四十二)年に新設した下り専用の新清水トンネル、延長二・六キロで四十メートル以上の高低差がある二つのループ線、トンネル内にある土合駅下りホームと地上の上りホームの高低差八十一メートルを結ぶ駅内連絡通路など、関連の計七施設が一括して選定された。新清水トンネルは昭和四十年代の施設としては全国で初めて選ばれた。

 県内ではこれまで丸沼ダム(片品村)、吾嬬(あずま)橋(中之条町)、敷島浄水場配水塔(前橋市)など十二件が認定されており、今回が十三件目になる。

 認定を記念して十一月十八日、みなかみ町で認定書や銘板の授与などの式典が行われる。 (石井宏昌)

 

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