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【群馬】

<衆院選>譲らぬ共産、社民 5区、護憲一本化ならず

昨年の参院選では県内でも3党が政策合意して共闘が実現したが…=前橋市で

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 十日公示、二十二日投開票の衆院選で、県内でも護憲派の野党共闘に意欲的な共産党が、群馬3区で候補者を取り下げて立憲民主党の候補者へ一本化したものの、5区では社民党との共闘は実現しない見通しとなった。背景には、社民党の候補者を推薦する民進党県総支部の支持母体、労働団体「連合群馬」が共産党との共闘に慎重な姿勢を崩さない事情があった。 (菅原洋)

 今回の衆院選では1、2、4、5区に改憲に前向きな「希望の党」が候補者を擁立する。共産党は、いずれも改憲反対で、民進党から分かれた立憲民主党と社民党がそれぞれ県内唯一の候補者を擁立する3、5区で共闘を目指していた。

 昨年七月の参院選では、県内でも民進、共産、社民の三党が政策合意して野党共闘が実現。ただ、連合群馬は共産党との協力に難色を示し、候補者を「推薦」せずに「支持」へ格下げした経緯がある。

 今回の3区では、政策合意はなく、共産党が自主的に候補者を取り下げ、推薦も出さない。連合群馬の関係者は「共産党の3区での協力がこの程度ならば、立憲民主党の候補者への推薦を格下げする必要はないのでは」との見方を示す。

 一方、5区で、市民団体が九月に開いた野党共闘を呼び掛ける集会に参加したのは共産党のみ。招待された民進、社民両党は欠席し、政策合意に向けた協議はできなかった。

 3区と5区の違いについて、共産党県委員会の小菅啓司委員長は「3区の取り下げは他党と協議せず、党本部の方針に沿った自主的な判断。5区では、(協議したかったが、できず)相互にかみ合うことはなかった。こちらから一方的に取り下げることはしない」と説明している。

 先の連合群馬関係者は「5区で参院選時の共闘のように、選挙戦の集会などへ共産党が入り込んでくるのは厳しい」と指摘する。

 県内では、旧民主党時代から民進党と社民党は協力関係を築いてきた。民進党県総支部の黒沢孝行会長と社民党県連の小林人志代表は高校の同窓生。その後も労働組合などで共に歩み、連合群馬との関係も深い。

 5区について、黒沢会長は「連合群馬の考え方次第だが、やはり共産党と一緒の共闘は厳しいのではないか」とみている。小林代表は「民進とは長い付き合いだ。共産も入れ三党で話し合いができれば良かった。ただ、5区はこれまでも社民が候補者を擁立してきた地盤であり、こちらから取り下げるつもりはない」と語った。

 

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