東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

衛生管理指針を策定 総菜店の食中毒で県 陳列時間など示す

総菜店の衛生管理指針を話し合った県食品安全県民会議=県庁で

写真

 群馬、埼玉両県の系列総菜店の総菜を食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染し、都内の女児(3つ)が死亡した食中毒をめぐり、群馬県は二十日、調理された食品を不特定多数の客が取り分ける露出陳列形式の総菜店を対象に、独自の衛生管理指針を策定した。客が総菜の取り分けに使う器具「トング」などの取り扱いや、食品の陳列時間と温度管理の具体的な基準を示し、事業者に周知を図る。

 県によると、同様の指針は全国的に珍しいという。この日開かれた県食品安全県民会議で学識経験者や生産・流通関係者、消費者団体代表らの意見を聞いた上で正式に決めた。

 女児が死亡するなどした食中毒では、調理後の店内で菌が付着した二次汚染の可能性が指摘されている。

 指針では防止対策として、トングなどの器具の品目ごとの使い分けや適切な交換、使い方の明示などを規定。利用客の手指の洗浄の奨励や消毒液を備えた手洗い設備の設置などを定めた。陳列場所の室温や食品の温度管理についても具体的な数値を示して指導し、陳列時間も原則、調理後四時間を限度とするなど基準を明確化した。

 こうした対策が適切に行われるよう、温度確認やトング交換などの点検事項の記録と保管、施設に適した衛生管理マニュアルの作成も求めている。

 県は総菜販売店に指針を通知し、再発防止につなげる。ビュッフェやバイキング形式の外食店は直接の対象としないが、県は「衛生管理の参考にしてほしい」としている。

 女児の死亡を受け、県は中核市の前橋、高崎両市の保健所関係者らと連携して策定作業を進めていた。 (石井宏昌)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報