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【群馬】

県内公立校 いじめ認知2655件、大幅増 16年度

 二〇一六年度の県内公立小中高校と特別支援学校のいじめ認知件数は二千六百五十五件で、前年度を九百三十件上回ったことが県教育委員会の調査で分かった。不登校の児童・生徒も増え、小学校は四年連続、中学校は三年連続で前年度を上回った。

 調査は五百八十六校の二十万二千二十九人が対象。いじめの認知件数は小学校千六百九十七件(前年度八百八十七件)、中学校四百九十二件(四百六十七件)、高校四百二件(三百四十一件)、特別支援学校六十四件(三十件)で、全校種で増えた。特に小学校の増加が目立った。いじめ防止対策推進法に規定する「重大事態」も小学校と高校で各一件あった。

 いじめの内容は、いずれの校種も「冷やかしやからかい」がトップ。二番手は小学校と特別支援学校が「軽い暴力」、中学校は「仲間はずれ」、高校は「パソコン等で誹謗(ひぼう)・中傷」と続いた。パソコンや携帯電話を使ったいじめは全校種で前年を上回り、会員制交流サイト(SNS)などでのいじめが広がっていることが明らかになった。

 一方、年間三十日以上の長期欠席のうち、不登校と判断されたのは小学校四百五十四人(前年度四百十六人)、中学校千六百四十四人(千五百四十六人)、高校六百六十三人(七百十三人)。学校などの指導で登校できるようになったのは小学校25%、中学校29%、高校44%にとどまった。

 県教委は、いじめ認知件数が大幅に増えたことについて「いじめが増えたというより、従来は除いていたけんかやふざけ合いでも、子どもたちの感じ方でいじめに該当するか積極的に判断したことが要因ではないか」と分析。不登校も「病気などを理由に長期欠席していたケースも、学校で判断を不登校に変更し、早めに支援する傾向が背景にあるのでは。不登校を問題行動と捉えないという国の方針を受け、無理に学校へ通わせないとの考えもある」としている。 (石井宏昌)

 

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