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【群馬】

国内最古のアニメなど上映 邑楽であす「邑の映画会」

映画会のポスターを手にする加藤さん=邑楽町で

写真

 子どもたちに国内外の多様な映像作品に親しんでもらう「邑(むら)の映画会」が三日、邑楽町の中野小学校体育館で開かれる。十回目の今回は「日本のアニメーション映画百年」をテーマに、古い日本の短編アニメなど計六本を上映する。

 邑の映画会は、映画館のない邑楽町でも子どもたちに上質の映像作品に親しんでもらおうと町民有志が二〇〇八年から始め、これまでに上映した作品は計四十八作品に上る。地元の子どもたちも実行委員会に加わり、作品選びや当日の会場設営などに参加している。

 今回は、一九一七年公開の現存する国内最古のアニメ「なまくら刀」や、ディズニーのアニメを見た日本の作家たちが日本の題材で作ろうと取り組んだ「動絵狐狸達引(うごきえこりのたてひき)」(三三年)など、日本のアニメ史の源流に触れることができる五本が上映される。この五本はフィルムが持つ独特の味わいを大切にしようと、東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都)から借りたフィルムで上映する。

 アニメに続いてスペイン内戦直後の独裁政権下での人々の心情を描いたビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」(七三年)を上映する。その後、映画会の顧問で映画監督の小栗康平さんが「語らないことの豊かさ、語れないことの深さ」と題し、エリセ監督の作品世界について講演する。

 実行委の加藤一枝会長(68)は「十年間で世界には素晴らしい映画がたくさんあることを知った。これからも世界の映画を子どもたちと一緒に見ていきたい」と話している。

 当日は同じ会場で午前九時五十分から、回転のぞき絵とも呼ばれる「ゾートロープ」を作るイベントもある。円筒の内側に連続写真のような絵を描き、切れ目から中をのぞき回転させると絵が動いて見える装置で、アニメや映画の原理を学ぶことができるという。小中学生向けで、無料。

 映画会は午前十一時半開場。大人前売り千円、当日千二百円。高校生以下三百円、乳幼児無料。問い合わせは実行委=電0276(89)0010=または邑楽町教育委員会=電0276(47)5043=へ。 (原田晋也)

 

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