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【群馬】

SNSへの注意促す 座間事件・女生徒犠牲 県立高・市町村教委へ通知

「二度とこのようなことがないよう全力で取り組む」と話す笠原寛教育長(中)=県庁で

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 神奈川県座間市のアパートから九人の遺体が見つかった事件で、邑楽町の県立高校一年の女子生徒(15)が犠牲になったことを受け、県教育委員会は十三日付で、事件のきっかけとなった会員制交流サイト(SNS)などへの注意喚起を促す通知を県立高校と市町村教委へ出した。県庁で記者会見した県教委の笠原寛教育長は「子どもたちが二度とこのような被害に遭うことがないよう、全力で取り組む」と語った。

 通知では、SNSの負の部分について子どもたちにしっかり認識してもらう指導や、家庭での見守りなどの取り組みを要請した。県立高校では昨年から生徒が委員会を組織し、SNSなどスマホ利用のルールづくりに取り組んできたが「生徒がより主体的に考えられるような授業を強化したい。生徒が悩みを相談できるような態勢もさらに充実させたい」としている。

 県庁で同日あった県教委の会議でも、事件を受け、各委員から「子どもたちが対面で悩みやSOSを発信できる『居場所』が少なくなったのではないか」「子どもの小さなSOSを察知し、対応することが必要」など課題や今後の対応について意見があったという。

 笠原教育長は「SNSに頼ることのない、生徒に悩みを打ち明けてもらえる場をつくっていかなければならない」と人間関係の重要性を強調。「先生に言いづらいのは分かるが、学校の友人や校外で児童・生徒と関わっている人たちの中で悩みを打ち明けられる関係をどうしたら築けるか考えたい」とした上で「子どもたちにも、友だちや周囲の人とのそうした関係を意識してもらえるよう取り組んでいく。特効薬はないが、地道に子どもたちの心に働き掛けたい」と述べた。

 県教委によると、県内の高校生の約98%がスマホを所持。小学六年生では約55%、中学三年生では約76%になるという。 (石井宏昌)

 

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