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【群馬】

前橋の県立盲学校で選挙出前授業 点字器など使い模擬投票

点字器を使って候補者名を記入する生徒=前橋市の県立盲学校で

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 前橋市の県立盲学校で15日、県選挙管理委員会の選挙出前授業があり、生徒たちが点字器など使って模擬投票を体験した。障害のある生徒の投票所での不安を軽減し、初めて投票に行った際に困らないように慣れてもらおうという狙い。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのを機に、特別支援学校で選挙の出前授業を行っており、本年度は初めて同校と県立聾(ろう)学校(前橋市)で開いた。

 授業には中学部1年〜高等部普通科3年の16人と保護者らが参加。選挙の基礎知識やルールなどを学んだ後、模擬投票を行った。実際の選挙で使う点字の投票用紙や架空の候補の氏名掲示、投票記載台や投票箱が用意され、生徒たちは点字器を使って投票用紙に候補者名を記入したり、自力で文字が書けない場合に投票所の職員が記入する代理投票を体験したりした。

 点字器を使って投票した中学部2年の大沢孝樹さん(14)は「難しいのではないかと少し怖い気持ちもあったが、実際にやってみて、できるんだと思った。18歳になったら投票に行きたい」と自信が付いた様子。10月の衆院選で初めて投票したという高等部普通科3年の小根沢工さん(18)は「衆院選では緊張して、正直よく分からないで投票していた。今回の授業で選挙の意味やなぜ必要かを学べた。投票手続きも分かったので、次は落ち着いて臨める」と話した。

 県立盲学校の青山祥一進路指導主事は「1週間前から授業で模擬投票用の選挙公報を読んだり、候補のポスターを校内に掲示したり実際の選挙に近い体験を心掛けた。生徒も自信を持って投票に参加できるようになると思う」と話した。後藤希美子教頭は「初めてのことに不安を覚える生徒が多いので、体験によって選挙へのハードルが低くなると思う。教職員も体験を今後の授業に生かしたい」と語った。 (石井宏昌)

 

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