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【群馬】

「上野三碑」多胡碑の亀裂修復 高崎市教委

修復された多胡碑の右側面(赤い線の枠内が修復部分)=高崎市教委提供

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 高崎市教育委員会は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」に登録された上野三碑(こうずけさんぴ)(高崎市)の一つ、多胡碑(同市吉井町)に生じていた複数の亀裂を修復したと発表した。

 市教委によると、碑の右側面にある複数の亀裂を修理するため8月下旬、碑身の清掃とクリーニングをした上で、補強が必要な隙間にアクリル樹脂を注入。碑と同質の石材の粉末を貼り付けた。

 多胡碑は711年ごろ建てられたとされる。亀裂は石の経年劣化に由来し、一部のひびは江戸時代の拓本でもみられるという。2013年12月の調査で碑の右側面に複数あることを確認。このうちの一部は、碑の正面に刻まれた文字近くにまで伸びていた。有識者で構成する多胡碑保存検討委員会が対策を検討し、文化庁の許可を得て、市教委が修復を進めていた。

 「世界の記憶」登録で見学者の増加が見込まれる三碑について、市教委は年に1日の一般公開を本年度は3日間に増やす。公開は来年3月9日〜11日。覆屋の扉は開けるが、碑の保存環境を維持するため外からのみの見学とし、覆屋内への立ち入りを制限する。 (大沢令)

 

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