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【群馬】

前橋市の副市長2人、平日にゴルフ 市長「危機管理上 問題あった」

 前橋市の副市長二人を含む幹部八人と、市議十数人が平日の二十二日、渋川市の伊香保温泉に近いゴルフ場でゴルフの懇親会を開催したことが分かった。市幹部は休暇届を出したとされるが、同日は副市長が原則として出席する市幹部の定例記者会見があった。山本龍市長は本紙の取材に「副市長には『自分が市役所に残るので二人とも参加したらどうか』と言ってしまった。二人とも平日にいないのは、危機管理上などでまずく、市民に誤解を与えることは良くなかった」と問題があったことを認めた。 (菅原洋)

 同市は副市長二人を置く。市によると、ゴルフの懇親会は市議の有志などからの誘いで過去にも開かれていたとみられる。参加した市幹部には部課長もおり、ほぼ一日にわたってプレーし、代金は自ら支払ったはずという。市幹部は携帯電話で常時連絡ができるようにし、宿泊はせず、同じ部署の幹部が複数参加することは避けたという。

 ただ、二十二日には定例記者会見があり、副市長が担当する分野の発表事項もあった。県や県内各市では、定例会見には副知事や副市長がほぼ常時同席するケースが多い。

 さらに、同日には市内で毎年八月に営まれる市戦没者追悼式の実行委員会が開かれた。実行委には山本市長が出席したが、緊急時などで欠席する場合は担当の副市長が出席することも想定している。

 一方、市議会事務局によると、二十二日には議会の行事はなく、市議は閉会中の動向を事務局へ報告する必要はない。三十八人いる市議のうち半数近くが参加したとみられる。

 二十二日は二十九日に開会する市議会定例会を前に、市が数百ページに及ぶ議案などの文書を全市議へ配布。参加しなかった市議の中には、開会に向け文書を読み、議案チェックなどの準備を始めた人もいる。

 ある市議は「市議に議案書が届く平日にゴルフとは。市民や有権者に許されない行為だ。市側も副市長が二人とも平日にゴルフとは、行政として大変問題がある」と批判した。

 公務員や議員による平日のゴルフを巡っては、県内では二〇〇〇年、旧新治村の村長や助役、職員、村議らがゴルフ大会に参加し、村民らの批判を浴びた。〇二年には、埼玉県内の町村長十人が群馬県内でゴルフをして、旧庄和町に住民監査請求があった。請求は却下されたが、監査委員は「住民の誤解を招く行為」と厳しく指摘した。

 

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