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【群馬】

「足尾鉱毒の図」全6部作一堂に 太田できょうから

作品が展示された会場=太田市で

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 「原爆の図」で知られる故丸木位里・俊夫妻が足尾鉱毒問題を描いた「足尾鉱毒の図」全6部作(太田市所蔵)の特別展示が太田市民会館で25日から30日まで開かれる。全作が一堂に展示されるのは足尾鉱毒問題の解決に心血を注いだ田中正造没後100年にあたる2013年12月以来。同市の主催で入場無料。

 「足尾鉱毒の図」は、正造の生き方に共感した丸木夫妻が1987年から92年にかけて制作した。

 第1部「足尾銅山」(87年)は鉱害に苦しむ農民の姿。第2部「押し出し」(同)は鉱毒被害民が鉱業停止を求める押し出し(請願)の様子。第3部「渡良瀬の洪水」(88年)は洪水による鉱毒汚染に戸惑う農民に寄り添う正造の姿。第4部「直訴と女押し出し」(同)は幸徳秋水と正造が直訴状を作成する場面。第5部「谷中村強制破壊」(92年)は遊水地計画に反対する谷中村残留民の家屋破壊執行の様子。第6部「谷中村野焼き」(89年)は渡良瀬遊水地で年中行事として現在も行われている野焼きの赤い炎が画面いっぱいに描かれている。

 会場には鉱毒問題に長年取り組んでいる「渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会(板橋明会長)」の活動の様子もパネルなどで紹介されている。板橋会長は「6部作を見て、環境問題について関心を持ち考えてほしい」と話した。27日は休館。各日午前9時〜午後5時。 (粕川康弘)

 

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