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【群馬】

太田でふいご祭り 刀匠の仕事場公開

ふいご祭りについて説明する本田さん=太田市で

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 太田市の大隅俊平美術館で三日、「ふいご祭り」が行われた。

 ふいごはかつて、金属加工には欠かせなかった火をおこすための道具。ふいご祭りは刀工、鍛冶屋、鋳物師らが旧暦の十一月八日に仕事を休み、神社に詣でるなどしたという。

 この日、人間国宝だった故大隅俊平刀匠が九年前まで実際使っていた仕事場が特別開放された。ふいごの前にはお神酒やタイ、ミカンなどが供えられた。土間には万力などの道具が当時のまま置かれている。黒くなった壁のすすが、ふいごでおこした火を使った往時の作業の一端を物語るようだ。

 解説役を務めた大隅刀匠最後の弟子、本田正紀刀匠は「(刀匠にとって)火をおこすふいごは、なくてはならないもの」とふいごを大切に感じていることを強調。見学者の質問に「師匠は鎌倉時代の刀を目標にしていました」「私は良い刀は一に地金、二に姿、三に(刃の模様である)刃文だと思っている」などと話していた。 (粕川康弘)

 

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