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【群馬】

前橋市 補助を廃止方針 ザスパ J3へ降格決定

小学生と試合などで交流したザスパの3選手=昨年3月13日、沼田市で

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 サッカーのJ2からJ3へ降格が決まったザスパクサツ群馬に対し、前橋市が本年度で補助事業を廃止する方針を示していることが四日、分かった。補助事業は野球など地元の各プロスポーツが対象で、市は他のチームも含めて廃止する方針を降格決定前から検討していた。ただ、降格のタイミングと重なることに、サポーターの間からは「チームが苦しいときほど、支援が必要なのに」との声も上がっている。 (菅原洋)

 廃止の方針なのは「地域貢献プロスポーツ支援事業」。事業は二〇〇五年度に始まり、ザスパには同年度から一三年度に市側が開幕戦の記念品を用意するなど物品面で支援した。

 一四年度からは金銭面の支援に切り替え、一六年度までの三年間で計百五十万円を補助。ザスパは小中学生のサッカー教室を開催する際に、選手たちの交通費など経費にしたり、サポーターの市民を試合に招待する際の無料チケット代にしたりして使ったという。

 事業は野球の群馬ダイヤモンドペガサスなど前橋市内でも活動するチームが対象。ザスパは市内にホームスタジアム、前橋事務所、ファンクラブがある。本年度は計四チームが補助対象となっている。

 ただ、市が夏から秋にかけて各事業を見直した結果、プロスポーツ支援事業は各チームの設立から一定の期間が経過して役割を終えたと判断した。本年度分はこれから補助するが、来年度については当初予算案編成までに廃止を正式決定すれば計上しない。

 市スポーツ課は「降格となる本年度で廃止の方針なのは偶然だが、タイミングが悪くなってしまった」と話している。

 ザスパの運営企業は今年一月期の決算で、純損益が約三千八百万円の赤字。運営企業は資金難が続き、募金などで乗り切ってきた。

 ザスパの担当者は「まずは事業廃止方針の事実関係を確認したい。運営企業は厳しい財務状態で、この時期に廃止によって収益が減ることはいいことではない。今後も一人でも多くのご支援をいただきたい」と理解を求めている。

 二〇〇四年にJ2に昇格承認されて以来応援してきたという、市内の男性サポーターは「ザスパが降格しても応援を続けるし、それが本当のファンだと思う。行政も本当に支援が必要なときにやめないでほしい」と訴える。

 ザスパは今季、五勝五分け三十二敗で最下位に。チームは監督など幹部を刷新し、来季に取り組む方針。

 

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