東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

「渡良瀬ナンバー」導入向け、桐生・みどり市が要望書 群馬・栃木両県に提出

森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」の歌碑。右奥に見えるのが渡良瀬川にかかる渡良瀬橋=栃木県足利市で

写真

 渡良瀬川沿いの桐生、みどり両市と栃木県足利市は自動車の図柄入りご当地ナンバー「渡良瀬」の導入に向けて準備を進めることになった。三市は地域を管轄するそれぞれの県に導入に関する手続きを求める要望書を提出した。両県は内容を確認して、一日に国土交通省に導入の意向を表明した。今後、三市はあらためて市民の意向を調査し、来年三月までに導入するかどうかを最終的に判断する。 (吉岡潤)

 ご当地ナンバーは国交省が地域振興などの観点から過去二回募集した。県をまたぐケースでは「富士山」(静岡、山梨両県)が二〇〇八年から交付されている。

 国交省は五月、第三弾として初めて図柄入りのご当地ナンバープレートの導入を発表。一八年三月に申し込みを受け、その後に図柄の審査などを経て、二〇年度中の交付をめどとするスケジュールを示した。

 「渡良瀬」ナンバーの導入は先に太田、桐生、みどり三市が話し合っていた。足利市によると、九月に太田市から「検討中」との連絡が入った。足利市は「市民の『渡良瀬』という名称に対する愛着は深い」と判断し、三市に加わる形で、現在の「とちぎ」に代わる新ナンバー導入の検討を始めた。

 国交省の導入基準は、単独の自治体なら登録自動車台数が十万台超、複数の自治体であればおおむね五万台超。約七万二千台の足利市は単独では導入できず、他の自治体と合同で、「当該地域にふさわしい」名称とする必要がある。

 導入には地域住民の合意形成も要件となっており、足利市は十月に企業十社を選び、市内在住の従業員三百四十三人を対象に意向を調査した。ご当地ナンバーに「関心がある」は46・3%で「関心がない」が38・2%、渡良瀬の名称に「賛成」は48・5%で「反対」は15・3%だった。

 群馬の三市はそれぞれ市民千五百人を対象に調査。桐生、みどり両市では渡良瀬の名称に「賛成」が「反対」を上回った。しかし、太田市は「賛成」より「反対」が多かったため、太田市は導入を見送った。

 渡良瀬の名称について、足利市の担当者は「三市ともに市歌や小中学校の校歌に入っている。特に足利では『渡良瀬といえば足利』という意識は強いはず」と話す。歌手の森高千里さんが市内の風景を歌った「渡良瀬橋」は広く知られ、橋のそばに市が建てた歌碑があり、一五年七月にJR足利駅、東武足利市駅で発着メロディーになった。

 桐生市の担当者は「市民からは、渡良瀬といえば足利市のイメージもある、との声があった」と明かす。新たな意向調査は、年明けに三市共通の形式で行う見込みという。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報