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【群馬】

観光誘客へSLアピール JR高崎支社 シンガポールで初のPR活動

渋川駅ホーム待合室内装の完成イメージ図(JR東日本高崎支社提供)

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 JR東日本高崎支社がSLをテーマにした観光誘客に力を入れている。信越本線と上越線で週末を中心に運行しているSLを軸に沿線地域の魅力をアピールしようと、二十三〜二十九日の一週間、シンガポールで訪日外国人旅行者(インバウンド)の集客宣伝を展開する。SLが停車する上越線四駅では、駅名標やホーム待合室など施設の一部をSLのイメージを生かしたレトロな雰囲気に改装し、統一感あるデザインで魅力アップを図る。(石井宏昌)

 高崎支社が海外でインバウンド向けのPR活動を行うのは初めてという。JR東日本の海外拠点で、シンガポールのビジネス中心地区に昨年十二月に開業した「JAPAN RAIL CAFE(ジャパン・レール・カフェ)」を会場に、群馬県内を走るSLや県内の観光スポットを織り交ぜた動画やポスターを放映・展示するほか、上越線や信越本線の沿線地域の観光情報を掲載した冊子を配る。

 駅そばや駅弁、駅で購入できるお土産も紹介し、来場者にインスタグラムなど会員制交流サイト(SNS)で発信してもらうため、題材となるフォトスポットも設ける。期間中、沿線のみなかみ町の観光PRや創作こけしの「卯(う)三郎こけし」(榛東村)の絵付け体験などのイベントも予定している。

 SL停車駅の一部改装は上越線の水上、後閑、沼田、渋川の四駅が対象で来春までに順次完成させる。駅名を記した駅名標をSLの重厚感や動輪などを題材に改装。沼田、渋川両駅のホーム待合室は旧型客車をイメージした色やデザインとし、内装はボックスシート調にする。トイレも洋式に改め、外装は「和」を強調する狙いで、日本古来の模様「矢がすり」を用いた意匠にする。

 JR東日本高崎支社の担当者は「シンガポールでは地域の観光資源のほか、駅そば、駅弁など日本ならではの駅文化を伝え、誘客につなげたい。群馬の観光素材の一つであるSLを国内外にPRし、沿線地域と手を携えて県内の観光を盛り上げたい」と話した。

 

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