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【群馬】

マイカー依存脱却 多様な移動手段選べる社会へ

 県は二〇一八年度から十年間の社会資本整備計画「はばたけ群馬・県土整備プラン」の原案をまとめ、公表した。人口減や高齢化の進展を見据え、マイカー依存度が高い県内で、多様な移動手段を選択できる社会を目指すことなどを柱に掲げた。鉄道やバスといった公共交通の利便性向上策などを盛り込んだ。公募した意見を踏まえ、二月の県議会定例会に提案する方針だ。(石井宏昌)

 現行の県土整備プラン策定から五年を経て、東毛広域幹線道路や上武道路の全線開通など社会資本整備が進んだことや、新たな課題に対応するため、計画を見直した。

 中でも人口減少と高齢化の進展により、公共交通の衰退や商業施設・病院の撤退などが懸念され、都市機能の維持が困難になる可能性を指摘。「まちのまとまり」の形成や公共交通を軸とした街づくり、多様な移動手段の確保などを課題に挙げた。

 県の調査で、県民の代表交通手段(一回の移動で複数の交通手段を用いた場合、主な交通手段)の約八割を自動車が占め、百メートル未満の移動でも四人に一人が自動車を使うなど、過度な自動車依存の実態が明らかになった。

 このため、公共交通の利便性向上や新たな移動手段の導入を目指す。路線バスの経路を簡単に検索表示できる取り組みや、運行中のバスの位置をスマートフォンなどに表示する仕組みの導入、バス路線網の見直しを行う市町村や事業者を支援する。鉄道やバスが運行されていない地域では、(乗り合いや予約ができるなどの)デマンドバス・タクシー、自動運転車など新たな移動手段の確保や活用などに取り組む。

 原案には、県内の全河川の水害リスク調査実施と結果を踏まえた減災対策の検討、県内の七つの方向に軸となる幹線道路を整備することなども盛り込んだ。

 

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