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【群馬】

群馬大病院 患者への説明、録音検討 遺族に取り組み説明

群馬大病院の問題点などを指摘する遺族会代表の木村豊さん(中)と弁護団=前橋市で

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 群馬大病院(前橋市)は二十二日、同じ男性医師=退職、懲戒解雇相当=による手術で患者が相次いで死亡した問題を受け、患者に対するインフォームドコンセント(説明と同意)の録音を検討していることを明らかにした。患者の遺族に対し、再発防止の取り組み状況に関する説明会で方針を示した。

 手術のビデオ録画の対象を拡大することも検討している。九遺族からなる遺族会が要望していた。説明会は非公開で、終了後、病院が記者会見した。田村遵一(じゅんいち)院長は録音などの方針について「国内では例がない」としている。

 病院によると、説明会は二十一、二十二両日に実施。録音は十九日から一部で試験的に導入しており、今後は原則全例で実施する方針。このほか、年一回、問題を振り返る「患者の日」創設も検討しているとした。

 父親を腹腔(ふくくう)鏡手術で亡くした遺族会の木村豊代表(49)は説明会後、「改革は患者をメインに進めており、良くなっている。取り組みを継続して、定期的に状況を遺族に報告してほしい」と話した。

病院の取り組みを説明する群馬大病院の田村遵一院長

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 男性医師を巡っては、腹腔鏡や開腹の手術を受けた十八人が死亡したことが二〇一四年に発覚。その後さらに十二人の死亡も明らかになった。

 病院の第三者調査委員会は一六年、死亡事例があったのに適切な報告や検証などの対応が取られていなかったとして「病院全体のガバナンスに不備があった」などとする報告書を公表した。

 

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