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【群馬】

草津白根山噴火 草津町、国と警戒レベル相違

 十二人が死傷した草津白根山の噴火で、気象庁が現状を噴火警戒レベル3(入山規制)との判断を示しているのに対し、草津町がレベル1(活火山であることに留意)との見方を公表していることが二十六日、分かった。町は早急に気象庁と相談し、町の見方を修正することも含めて検討する方針。

 草津白根山は今回噴火した本白根山や、白根山などの総称。気象庁は噴火した二十三日、草津白根山全体の噴火警戒レベルを1から3へ引き上げ、噴火口から約二キロの範囲で警戒を呼び掛けている。

 このため、町のホームページ(HP)では、二十六日夕現在、二十四日付の黒岩信忠町長による公式コメントとして「町長として噴火口周辺を暫定的に二キロの立ち入りを禁じています」と記述。文末には「草津白根山の噴火レベル1の変化はありません」とある。

 町によると、地元では一般的に、草津白根山は観光客の多い白根山のみを示すことが多い。黒岩町長は観光面への影響などを考慮し、噴火した本白根山から北へ約二キロの白根山一帯には安全な所もあるとの見方を示したかったとみられる。

 ただ、町には噴火警戒レベルが気象庁と町で異なっている点に対し、観光客などから数件の問い合わせが寄せられている。

 さらに、町はHPにある「火山防災」の欄では、噴火から三日経過した二十六日夕現在でも「現在の草津白根山噴火警戒レベル2」と記載。町は「噴火で混乱する中、以前の表示が残ってしまった」として、本紙の指摘を受けて早急に削除する方針を示した。

 町総務課は「観光客に正しく、分かりやすい情報を発信するべきだった。町長のコメントについては、本人と気象庁に早急に相談した上で対応したい」と話している。気象庁火山課は「草津町の噴火警戒レベルに対する見方はこちらと異なっており、観光客などに誤解を招く恐れがある」と指摘している。 (菅原洋)

 

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