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【群馬】

利根沼田地域ゆかりの 4女性歌人の企画展

利根沼田ゆかりの女性4歌人の資料を集めた企画展=沼田市の生方記念文庫で

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 利根沼田地域にゆかりのある明治から昭和にかけて生まれた女性歌人四人について紹介する企画展が沼田市上之町の生方記念文庫で開かれている。三月十三日まで。

 同文庫は三重県から沼田の薬種商・生方家に嫁ぎ、戦後の代表的な女性歌人として活躍し、名誉市民となった生方たつゑ(一九〇四〜二〇〇〇年)の著書や詩歌資料を集めた施設。今回の展示は、生方のほかにも利根沼田を拠点として優れた業績を残した女性歌人がいたことを広く知ってもらうために企画した。

 会場には、生方と江口きち(一九一三〜三八年)、村上順子(一九〇六〜八五年)、石田マツ(一九三四〜五七年)の写真や年譜のパネル、関連書籍など約五十点を展示している。

 石田マツは月夜野町(現みなかみ町)生まれ。六人子女の長女として農作業を手伝いながら作歌に励み、苦しい生活の中で詠(よ)んだ歌が高い評価を受けた。川場村出身の江口きちは貧困の中で多くの歌を詠み「薄幸の歌人」などと呼ばれた。

 村上順子は高山村出身。月夜野町に嫁いで病弱な夫を支え、夫を亡くした後は子ども八人の一家を支えつつ、詠(うた)い続けた。企画展には、生方たつゑに自著の序文を寄せてほしいと依頼した書簡も出されている。

 学芸員の手塚恵美子さんは「今回の展示を導入として今後、一人一人を取り上げていければ」と話す。

 水曜は休館。展示は午前九時半から午後五時まで。観覧料は大人三百二十円、小中学生百六十円。問い合わせは同文庫=電0278(22)3110=へ。(渡辺隆治)

 

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