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【群馬】

平田オリザ作「忠臣蔵」上演へ 中央公民館開館に備え稽古中 

稽古中の劇団員たち=邑楽町で

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 邑楽町(おうらまち)などの住民で新たに結成された町民劇団「楽・邑楽 La Aura」が、三月二十五日に邑楽町役場で開く「第0回公演」に向けて稽古を重ねている。九月に開館する町中央公民館での旗揚げ公演を前にした試行的な公演で、平田オリザ作の「忠臣蔵〜武士編〜」を上演する。 (原田晋也)

 現在建設中の町中央公民館はこれまで町内になかったホールを備えている。町は公民館での芸術文化活動の活性化と担い手育成を目的とした開館準備事業を進めてきた。その一環として二〇一六年十二月から作家で演出家の平田オリザさんを招き演劇の本質について学ぶ講演会と講座を開催。「楽・邑楽」はこれに参加した町民らが中心となって昨年五月に立ち上げた。

 劇団員は十四人で、年齢層は中学生から高齢者まで幅広い。全くの未経験者もいれば、学生演劇などでの経験がある人もいる。三十年以上前に劇団に所属していたが結婚を機に辞めた高橋真理子さん(59)は「志半ば、という気持ちが残っていたので参加した。生身の人間が何かをつくり出していくライブ感にすごく引かれるし、楽しい」とやりがいを語る。

 演じる「忠臣蔵〜武士編〜」は、歌舞伎などで有名な赤穂事件が題材ながら、江戸城松の廊下での刃傷事件や討ち入りも描かれない異色の作品。事件の一報を受けた家老の大石内蔵助や藩士たちの会話が、「積極的な案としては、籠城とか討ち入りとかって出てるんだけど」「俺も気持ち的には籠城より討ち入りかなってなってきてんだけどさ」などとコミカルで現代的に進んでいく。

 劇団代表で大石内蔵助役の小林正子さん(65)は「(忠臣蔵なのに現代的な会話という)ねじれの面白さを見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 第0回公演は午後二時開演で、観覧無料。中央公民館での旗揚げ公演は十一月十七、十八日の予定。団員も随時募集している。問い合わせは町生涯学習課=電0276(47)5043=へ。

 

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