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【群馬】

市民1人「借金46万円」 前橋市 市債残高、過去最高へ

 前橋市は十三日、二〇一八年度の一般会計当初予算案を発表した。同年度末の市債残高は千五百六十九億六千万円(前年度末比十六億七千万円増)と過去最高を見込み、市民一人当たりの借金は四十六万四千円。単年度の市債発行額は抑えるが、次世代に過大な負担を回し続けている。 (菅原洋)

 市債残高が膨らむのは、財政難の国が地方交付税を十分に支給できずに後に充当する「臨時財政対策債」(臨財債)を六百三十一億五千万円と過去最高を見通すのが要因。残る通常債は微増となる。

 臨財債は国が返済費用をひねり出すため、国の台所事情は臨財債によって新たに借金を抱える「自転車操業」の状態にある。臨財債残高が膨らめば、最終的に、国民の借金として市民に負担が跳ね返る。

 財政健全化の指標となる基礎的な財政収支「プライマリーバランス」(臨財債を含む)も二年連続で五億円の赤字を続ける見込み。

 単年度の市債発行額は百五十三億九千万円(前年度当初比二十一億九千万円減)。臨財債は横ばいだが、通常債が桃井小の校舎改築工事や前橋工科大の実験棟改築工事がともに完了することなどが寄与する。一般会計の総額は千四百三十四億三千万円(同1・7%減)と二年連続で抑制する。景気の堅調さを背景に市税収入は伸びるが、小学校や大学の改築工事など大型公共事業が一段落することなどが要因。

 記者会見した前橋市の山本龍市長は「予算額を抑えたのは、(財政の健全化に向け)市長としての責任感を込めたメッセージだ」と説明した。

 新規事業では、県外の大学に進学予定の高校生らを想定して地元での就職を考えてもらうための企業説明会を開くなどの経費に約七千三百万円を計上。JR群馬総社駅西口開設の基礎調査などに約千二百万円を盛り込んだ。 

 

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