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【群馬】

発生状況、対応など調査 ハンマー死亡事故 第三者委が初会合

ハンマー投げの投てき場所で事故の状況を確認する委員ら=藤岡市の県立藤岡中央高で

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 藤岡市の県立藤岡中央高校で昨年十二月、サッカー部の男子生徒が陸上競技用のハンマーに当たって死亡した事故で、事故原因の究明や再発防止策などの検討をする県教育委員会の第三者検証委員会は十五日、同校で第一回委員会を開いた。学識経験者らによる委員が、学校側の基本調査内容などを基に事故の状況、事故後の学校や県教委の対応などを協議。発生現場のグラウンドを視察した。

 検証委は、部活動など学校事故に精通している学識経験者や投てき競技の安全指針に詳しい陸上競技関係者、医師や弁護士ら計五人がメンバー。初会合では日本安全教育学会理事長で東京学芸大の渡辺正樹教授を委員長に選任した。冒頭、県教委の笠原寛教育長は「委員の専門的な知見に基づく調査検証をし、再発防止に向けた提言をいただきたい」とあいさつした。

 この日は事故当日のグラウンドの活動状況や部活動の練習内容、ハンマー投げの投てき時の安全対策、当日の部活顧問の教諭の状況などを確認。グラウンドでは投てき場所や事故があったサッカーコート付近などを視察した。

 検証委は今後、半年ほどをめどに議論を重ね、県教委への提言をまとめる。渡辺委員長は「事故原因の考察や再発防止に向けた提言を速やかに行い、遺族に事故原因を正しく伝えたい」とのコメントを出した。

 事故は昨年十二月二十日午後六時二十五分ごろ、陸上競技部の男子生徒が投げた鉄製ハンマーが、約五十メートル離れた二年生の頭に当たった。当時、グラウンドはサッカー部と陸上部が使用。サッカー部の顧問はグラウンドにいたが、陸上部の顧問は部員に部活動の終了を指示し、その場を離れていた。

  (石井宏昌)

 

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