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【群馬】

インドへ楽器 贈ろう 太田の鈴木さん ボランティア収集活動

寄付されたリコーダーを手に笑顔の鈴木さん(右)と作業を手伝うカフェの従業員=太田市のカフェクルンモットで

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 インドの子どもたちに楽器を贈るボランティア活動を、県内で展開している太田市の会社経営鈴木信雄さん(65)は今、2016年に続き2回目となる楽器集めをしている。「子どもたちが楽器を演奏して笑顔になるのが生きがい」という。(粕川康弘)

 活動にかかわるきっかけは、鈴木さんがライフワークとして取り組んでいる障害者支援のチャリティーコンサートだった。そこで「ソーシャルアーティスト」として国内外で社会貢献をしながら活躍する、クラシック歌手の中村初恵さんと出会う。中村さんが設立した「子どもの夢を叶(かな)える基金」によるインドへの楽器支援活動の趣旨に賛同し、県内の窓口を引き受けた。

 活動は、日本の子どもたちがかつて小中学校の音楽の授業で使い、今では使われず家庭で眠っている鍵盤ハーモニカやリコーダー、ハーモニカ、カスタネットなどを集め、非政府組織(NGO)「チーム ピース チャレンジャー」を通してインドの子どもたちへ届けるというもの。電化していない地域でも楽しめる、吹いたり叩(たた)いたりする楽器が適しているという。口をつける部分は消毒する。

 一回目の一昨年は、インド東部ブッダガヤにある孤児院を併設する、全校生徒五百人の私立ニランジャナ・スクールの小学四、五年生に、主に県内から集めた百十三の鍵盤ハーモニカやリコーダーなどが届けられた。

 生まれて初めて楽器を使う体験をした子どももいたという。簡単な童謡を演奏できるようになると「子どもたちの瞳はキラキラと輝いていたそうです」と中村さんは話す。

 今回は楽器と併せて、リコーダーの吹き方などを教えるビデオなどの教材も贈る予定だ。

 「ご協力をお願いします」と呼び掛けている鈴木さんは「預かったハーモニカには、手作りの布のケースに入ったものもあって、人の気持ちのぬくもりを感じます」とほほえむ。自身はインドへ行ったことがない。「楽器を使う現地の子どもたちの様子をこの目で見たいよねえ」と夢は広がる。

 今回の楽器の寄付は三月十二日をめどにしてほしいという。

 問い合わせは鈴木さん=電090(3045)5715へ。楽器の受け付けは、〒373 0025 太田市熊野町一三の七 鈴木木材株式会社か、同市金山町の大光院吉祥門前のカフェクルンモット=電0276(55)3303の「楽器を贈ろうプロジェクト」係で。

 

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