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【群馬】

<ダミアン・ロブションのBONJOURぐんま> (22)有名人との出会い

富岡シルクネクタイを見学するフランスのルドリアン外相夫妻(中央の2人)と駐日フランス大使(右端)=富岡製糸場東置繭所で

写真

 富岡製糸場のフランス人国際交流員になって、めったに会えないような人にたくさん会った。世界遺産登録直後、安倍晋三首相が視察に訪れた。握手だけではなく、わずか一分ほどだったが歓談もできた。富岡製糸場の設立指導者だったフランス人のポール・ブリュナが住んでいた首長館では、記念撮影で首相の近くに座らせていただく光栄にも恵まれた。故郷の祖母はこの写真を早速自宅に飾るほど誇らしく、うれしかったそうだ。

 テレビ番組の取材も多く受けた。所ジョージさんや鈴木奈々さんなど日本の芸能界の有名人に会う機会もあった。二〇一四年十一月、TBSが「所さんのニッポンの出番」という新番組で、県内の外国人による日本語スピーチコンテストを開いた。私は富岡製糸場のPRはもちろん、人前で話すスキルや要人対応を無事にこなせるだけの自信を身につける絶好のチャンスだと思って応募した。撮影当日はとても緊張したが、このチャレンジが実を結び、数日後に「東京のスタジオにパネリストとして出演してほしい」とオファーの電話が入った。七十回にわたって放送された同番組には、スピーチコンテストを含め計十回出演させていただいた。

 富岡製糸場には前駐日フランス大使やアン県国民議会議員をはじめ、母国フランス出身の要人も案内した。なかでも印象的だったのは、今年一月に来場されたフランスのルドリアン外相である。公務で訪日中の同氏は日仏交流百六十周年という節目ということもあり、多忙な日程にもかかわらず駐日フランス大使と足を運んでくれた。日仏交流の象徴である富岡製糸場の価値を理解、評価していただいたことはこの上ない幸せと誇りである。 (富岡市国際交流員)

 第2、第4日曜日に掲載します。

 

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