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【群馬】

マイカー依存やめませんか 前橋市がサイクル&バスライド導入へ

前橋市内を走行する路線バス「マイバス」

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 前橋市は一日、バス停の近くに駐輪場を設け、自転車からバスに乗り継ぐことで低迷するバス利用を促進する「サイクル&バスライド」を、二〇二〇年度から市内全域で段階的に導入する方針を明らかにした。県交通政策課は「県内の市町村が組織的にサイクル&バスライドを導入している事例は把握していない」としている。健康増進と環境保護につながる自転車の活用も推進し、市民に多いマイカー依存から脱却を促す試みとして注目される。 (菅原洋)

 市は一八年度から五年間の地域公共交通網形成計画案を策定し、その中にサイクル&バスライドの導入も含めている。一八年度の一般会計当初予算案に同計画全体の実施計画を事前調査するための費用として八百万円を盛り込んだ。

 市は一八年度にサイクル&バスライドに使う停留所の選定などに入り、一九年度にバス会社や駐輪場の地権者と協議する見込み。

 市によると、市内を走行する路線バス「マイバス」など委託路線バスの停留所は約九百カ所。市町村合併に伴い、市内の公共交通網は広域化したが、財政難の中でバス停をこれ以上増やしにくい状況にある。

 自転車の活用を推進する市は、一部で車内に自転車を無料で持ち込めるバスも走行させているが、スペースは限られ、女性や高齢者には体力的に難しい。

 そこで、サイクル&バスライドを導入し、自転車を駐輪場に置き、バスに乗ることを幅広い市民に呼び掛ける。バスを降りて駅から電車に乗り継ぐ通勤・通学や、バス停が近くにあることが多い中心街、公共施設、病院などに向かう場合には便利だ。

 市はサイクル&バスライドの駐輪場について、市有地に設けて駐輪代を無料にする案や、店舗の駐輪場を利用して駐輪代は有料になる案などさまざまなケースを想定して検討する方針。

 市交通政策課は「既存のバス停を有効活用し、家から遠くのバス停でも利用してみるように働き掛けたい」と話している。

 県内では、マイカーを駅近くの駐車場に置いて電車に乗り継ぎ、電車の利用を推進する「パーク&ライド」は普及している。

 

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