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【群馬】

介護施設職員の虐待 過去最多 16年度、県内で5件

 デイケアサービスやグループホームなど県内の介護施設で二〇一六年度、施設職員による高齢者への虐待が五件あったことが県のまとめで分かった。調査を始めた〇六年度以降では最多で、県地域包括ケア推進室は「虐待に対応する市町村への支援や民間団体を通じた連携強化を図り、虐待被害の防止に努めたい」としている。

 施設職員らによる高齢者虐待の報告・相談件数は十九件(前年度比三件増)で、うち五件(四件増)で虐待が確認された。被害者は六十五歳未満の障害者を含む要介護度三〜五の男女五人。虐待の内容は暴行など身体的虐待に、暴言など心理的虐待や介護放棄が重複しているケースが多く、看護職や介護職の職員が加害者になっていた。

 県は虐待があった施設に対し、新規利用者の受け入れを一定期間停止するなどの行政処分や改善指導を行った。

 家族や親類など養護者が加害者になった高齢者虐待の相談・報告件数は二百七十五件(三十二件減)で実際に虐待が認められたのは百五十四件(九件減)、被害者数は百六十人(十人減)。被害者の八割近くが女性だった。

 虐待した側は被害者の息子が37・3%で最多、次いで夫26・0%、娘17・8%と続いた。

 虐待の種別(重複あり)は身体的虐待73・1%、心理的虐待34・4%、経済的虐待20・0%、介護等放棄19・4%、性的虐待2・5%。虐待の要因(複数回答)については、虐待者の障害・疾病、家庭の経済的困窮、介護疲れ・介護ストレスなどが上位になった。

  (石井宏昌)

 

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