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【群馬】

登録有形文化財に3件答申 国の文化審議会

ケーブルカーの旧赤城山頂駅=桐生市で(桐生市教委提供)

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 国の文化審議会が九日に答申した登録有形文化財(建造物)に、県内では「新島学園短期大学研究棟(旧高崎市立女子高校円形校舎)」(高崎市昭和町)と「旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅舎・プラットホーム」(桐生市黒保根町)、「旧狩宿茶屋本陣」(長野原町応桑)の三件が選ばれた。県内の登録有形文化財(建造物)は三百三十八件になる見通し。 (石井宏昌)

 円形校舎は高市女高時代の一九五六(昭和三十一)年に建てられた鉄筋コンクリート三階建てで、らせん階段とホールを中心に扇形の教室が配置された。同高移転に伴い新島学園が引き継いだ。円形校舎は戦後の教室不足などを背景に一九五〇年代に全国で建てられたが、増改築が難しいことなどから新築されなくなり、県内で唯一現存する建物という。

 赤城山頂駅は六八(昭和四十三)年まで約十年間、赤城山東麓を登っていたケーブルカーの終着駅。急勾配の斜面という立地条件の中、山頂側の正面に駅舎、背面の斜面に階段状のプラットホームを造り、空間と機能を巧妙にまとめた。現在は増築して食事や資料展示などの記念館として企業が運営している。増築部分を除いて答申された。

 旧狩宿茶屋本陣は江戸後期に建築された県内屈指の大規模な町屋。一帯は信州街道や草津街道などが交わる交通の要衝で、近くに狩宿関所跡もあり、かつては宿場としてにぎわった。建物は明治期に皇族が宿泊した記録も残る。地方の町屋建築の特徴を残し、脇街道の茶屋本陣の数少ない遺構で歴史的、建築学的に貴重とされた。

 

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